Time Capsule セットアップ
Time Capsule が届きました.
驚くほど簡単に設定が済んでビックリです.外部 HDD もすんなり接続できました.
不満は,アカウントごとに共有する設定にすると,それまでアカウントなしで書き込まれたデータが,たとえ外部 HDD であっても不可視になってしまうことです.どういうことかというと,今まで別の外部 HDD で Time Machine を構成していたのですが,アカウント設定をした Time Capsule からは外部 HDD の Time Machine が見えないのです.これは困った.
結局1人しか使わないと割り切って,アカウント設定を外しました.共有設定がもっと柔軟だったらいいのに.
E-MOBILE
MacBook Air の必須アイテムの1つは,E-MOBILE だと思う.これがあるとぐっと行動範囲が広がる.僕はオールドタイプなので,携帯電話で長文を打つのは苦痛である.MacBook Air + E-MOBILE で,パソコンさえ開ける状況ならいつでもネットワークに接続できる.しかも,ADSL 並には早い.
E-MOBILE のマニュアルには,E-MOBILE D02HW ユーティリティというのがついてくるのだが,これがすこぶる調子が悪い.ひどいときには OS ごと落ちたことがあった.
しかしこれを回避する方法がある.E-MOBILE D02HW ユーティリティをインストールした後,システム環境設定>ネットワーク で HUAWEI Mobile を選び,「接続」を押せば良い.「メニューバーにモデムの状況を表示」にチェックを入れれば,メニューバーから接続/接続解除ができる.
Mail Scripts
たぶん現時点で日本語では未紹介なので,書いておきます.Mac OSX 付属の Mail (Mail.app) に使える script です.いろいろとまだ使い勝手が分からないものも多いのですけどね.
http://homepage.mac.com/aamann/Mail_Scripts.html
- Add Addresses (Mail)
選択したメッセージ群からアドレスを抽出してアドレス帳に登録.
- Archive Messages (Mail)
選択したメッセージボックスをアーカイブしたりエクスポート(mbox, plain text, rtf)したり.
- Change SMTP Server (Mail)
SMTP サーバの変更.ノートPCなどで複数の場所でサーバを切り替える必要があるときに便利.
- Create Rule (Mail)
振り分けルールの作成.アドレスなどをコピペする煩わしさを解消.
- Remove Duplicates (Mail)
選択したメッセージボックスから重複したメッセージを見つけて別のメールボックスに分ける.同一性は Message-Id で判定.
- Schedule Delivery (Mail)
日時を指定してメールを送信.
- Send all Drafts (Mail)
全ての下書き(Drafts)フォルダーのメールを送信.
- Open Mailbox, Open Message (Mail)
ルールで起動し,メールボックスやメッセージを開く.
- Filter Sent Messages (Mail)
送信(Sent)メールボックスのメッセージにルールを適用する.
- Export Addresses (Address Book)
アドレス帳からテキストファイルをエクスポートする.
- Search Addresses (Address Book)
アドレス帳を検索する.
最初日時指定してメールを送るにはどうするかを調べていて,Schedule Delivery を見つけたのがきっかけでした.Archive Messages は Thunderbird とやり取りする必要があって使いましたが,すごく便利です.Add Addresses と Export Addresses を使ってレポート提出者のリストを作ったりしました.Open Message を試していて,ウィンドウが際限なく開いてしまい,ハマりました.
向いている人,向いていない人
僕は以前 Let's note R ユーザだった.なので,MacBook Air に CD-ROM や DVD-ROM がついていないのには別段違和感がなかった.それを問題視する人には,名もない整備兵の言葉を贈ろう.
「あんなの飾りです.偉い人にはそれが分からんのですよ」
よくよく考えてみよう.外付け CD/DVD-ROM という手もある.他の PC 経由で読むこともできる.それで十分じゃないか.出先でどうしても CD/DVD-ROM が読みたくなることがどれだけあるのか.僕の今までの割と長いPC歴を振り返って,そんな機会に遭遇したことはほとんど記憶にない.国際会議で配布された DVD-ROM をちょっと読みたくなったぐらいだ.そのときも紙の予稿集も配られていたから,致命的な問題にはならなかった.ちょっとだけ重たい思いをしなければならないだけ.
USB が1個しかないことにはちょっとだけ驚いたが,でもすぐ慣れた.よくよく考えてみると,USBを何個も使いたくなることなんて,最近は滅多にない.タッチパッドがいい出来なので,マウスは要らないし.困ったのは MacBook Pro からの最初の環境移行のとき.FireWire も有線 LAN アダプタもないので,無線 LAN (11g)経由で移行するしかなく,時間がかかりすぎた.結局ユーザディレクトリ全ての移行はあきらめたのだけど,逆に中身を整理できてよかった.今から移行する人は,USB 接続の HDD を用意して,Time Machine 経由でコピーすべし.
話が脱線したが,脱線ついでに USB の回路自体は MacBook Air の中に3つほど埋まっているらしい.でも僕は改造しないけど.
http://japanese.engadget.com/2008/03/22/macbook-air-usb-x3/
HDD の容量は,確かにちょっとばかり少ない.でも HDD の問題は Time Capsule を買うので解消される予定.あ〜,すっかり Apple の戦略に乗せられている自分に気づく.Apple 教徒としてのランクなんて記事があったな.相当忠誠心があるね.
http://michys.com/blog/2008/03/apple.html
メモリ容量は数少ない不満の1つ.だいたい,世の中の Mac を含めた PC は,CPU ばかり力を入れすぎていて,メモリが少なすぎる.今までの経験上,パフォーマンスを上げる最も効果的な手段は,メモリの増設だ.いかに早い CPU でも,データがページアウトして HDD に追い出されてしまっては超低速で実行するしかない.
でも OS X が Windows Vista のようにメモリを馬鹿食いするわけではないので,そこそこ動いている.Windows XP on VMWare もメモリを最小限に抑えて動かせば,実用上は問題ない.ただ,Spaces は問題.ついつい調子に乗ってアプリを開きすぎてしまう.
結論としては,MacBook Air (あるいは Let's Note R)はそういう割り切った使い方をできるかどうかで,向いているか向いていないかが決まる.万能全能なマシンを求める人には,向かない.
トラックパッド雑感
思えば Jobs のプレゼンの翌日に予約したのはもう1月のことですか.手元に来たのは3月のこと.
MacBook Air で一番気に入っているのは,なにげにトラックパッドだったりします.
昨年買った MacBook Pro はトラックパッドが気に入らなかったです.Let's Note R ユーザだったので,軽快なタッチセンスに慣れきっていて,小刻みに動かす癖がついていました.これが MacBook Pro では NG!全然反応しなくてイライラし,マウスを使っていました.
ところが MacBook Air でなんとキビキビと反応することか! もうマウスは要りません.
肌触り
初めて MacBook Pro に触れた時,衝撃的だった.滑らかな金属の質感,この肌触りは,クセになる.いつまでも撫でていたい.ただただ触り続けて,仕事にならないことも...
MacBook Air は,それと比べるとちょっとだけ安っぽい.まぁ,普通よりは,はるかに良いが.適度な触り心地なので,触り続けて放心することもなく,仕事ははかどる.